2017年5月21日号1面

全世代が一つとなって日本宣教をする集い「プロテスタント500年日本宣教フェスタ」(同実行委員会主催、日本リバイバル同盟・福音宣教協力会共催)が、5月5から7日まで、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)を会場に開催された。2日間にわたり、2千500人収容可能な大ホールでは6回の大会が開かれ、同時並行で12に及ぶ「海外宣教」「聖霊運動」などのテーマ別セミナー、2回の特別講演が行われた。その間「とりなしルーム」では常時とりなしの祈り、「キッズルーム」では子どもたちのためのプログラム、「ユースルーム」では8回にわたり8人の個性的なメッセンジャーが立てられ、青年たちに向け熱いメッセージが語られた。日曜日となった最終日には、午前中に合同礼拝、午後にはユース献身大会が大ホールで行われた。海外からの招聘も含め、講師、賛美ゲストは全員無報酬で参加、奉仕した。すべての世代の参加者が、神様から励まされ、チャレンジを受ける3日間となった。unspecified-5

開会前日の4日には会場隣にあるリーガロイヤルホテルで歓迎晩餐会が開かれ、324人が参加した。有賀喜一氏(全日本リバイバルミッション代表)のメッセージとともに、今大会の大会長である小山大三氏(岐阜純福音教会牧師)は「聖霊が新しい風を吹かせてくださる。日本を変えてください」と祈った。
5日の大ホールでの大会皮切りには、キッズチームによる「キッズフェスティバル」が行われた。軽快な賛美リードに続いて始まったのは、キッズ大会のメインとなるミュージカル「ヨセフの夢」。グッド・サマリタン・チャーチ(単立・青木靖彦牧師)「光の子どもクリスチャンスクール」生徒によるオリジナルミュージカルは、幼児から高校生まで50人以上によって織り成され、印象的なヨセフとその兄弟たちの登場の場面から、エジプトでの再会、和解までを、歌と踊りに溢れた本格的な舞台で見せてくれた。
キッズ大会に引き続いて行われた大会①では、韓国順天純福音教会のワーシップチーム、ブライドワーシップが賛美を導き、この日のために結成された関西地域連合聖歌隊とともに野田朋香氏が独唱。ルカス・インソン氏のサックス演奏と、チョー・ヨンギ牧師の海外聖会で賛美奉仕するために結成されたビューラー・クワイヤが賛美した。メッセージで大川従道氏(大和カルバリーチャペル主任牧師)は、「聖霊はご自分が好まれる所に働かれる」とし、「裁くことをやめて赦し合う」ことを強調。カトリック教会、他教団、他教派との和解、協力を呼びかけた。2人目の説教者李永勳氏(ヨイド純福音教会堂会長)は、聖霊に充満される時、御言葉もともに充満され、イエス様を証しせずにいられなくなる。その時神様は日本にリバイバルを起こしてくださる、と語った。unspecified
最終日の午前、合同礼拝が開かれた。説教者は水野明廣氏(クリスチャンライフ主任牧師)と、ニコ・ニジョトラハルジョ氏(ベテルインドネシア教会主任牧師)。水野氏は「大切なのはイエス・キリストの御名が崇められること。イエス様は『私が来たのは、豊かないのちを得るためです』と言っておられる。この宣教フェスタを機に、絶えず祝福の信仰を持ち、祝福の祈りをするなら、祝福の人生が訪れます」と語り、「聖霊様は憐みの霊。イエス様は最後の最後まで憐れみの方。聖霊様は日本を憐れんでおられる。憐れみの民をどうぞ祝福してください。私たちの国を祝福してください」と、祈りを導いた。
ニコ氏は「2017年は主の収穫の年と信じています。あなた方がこれまで蒔いたものを勝ち取っていく年となる。今まで見たことがないこと、聞いたことがないこと、心に浮かんだこともないことを受け取ることになる。教会が一つになり、朝から晩まで主を賛美するようになる」と、力強く宣言した。
午後のユース献身大会では、ジョナサン周氏(台北靈糧堂生命培訓學院院長)、万代栄嗣氏(福音宣教会・松山福音センター主任牧師)がメッセージ。万代氏は「イエスが与えてくれた命がどれほどのものだったかを考えよ。経済的に満たされて楽しく暮らすだけの人生など、誰も幸せにしない。自分の人生のすべてをキリストに捧げよう、と決断する者だけが前に出るように」と迫り、多くの若者が応答した。unspecified-4
大会長の小山氏は3日間を振り返って、「海外の多くの先生が、たった1回の説教のために、自費で時間を割いて奉仕してくれたこと、日本への熱い想いに感謝したい。私たちはとかく自分の教会のことしか考えないことが多いが、このように教団教派を超えて集まる時に、イエス様の持っている全世界、全歴史を見る広い視野を思わされる。ここで主に触れられた一人ひとりが変えられ、教会が変えられて、日本のリバイバルのために祈るようになり、今後地域が変えられ、日本が変えられていくことを期待したい」と語った。(8面に関連記事)