宗教改革500年記念連続講演会で江口再起氏講演 恩寵義認─ルター神学の核心とは
宗教改革を多角的に探る宗教改革500年記念連続講演会(日本キリスト教文化協会主催)が6月20日から26日まで、東京・中央区銀座の教文館ウェンライトホールで開催されているが、24日は江口再起氏(ルーテル学院大学教授)が「恩寵義認ールター神学の核心」と題して講演。ルター神学の核心は信仰義認であり、「キリストのピスティス」のルターの解釈として①信仰の二重性=「信仰とは、我々のうちにおける神の働きである」「信仰とは〔そうした〕神の恵みに対する〔我々の〕生きた大胆な信頼である」、②受動性と能動性=「キリスト者、すべての者の上に立つ自由菜君主であって、誰にも服しない」「キリスト者は、すべての者に奉仕する僕であって、だれにも服する」、について語った。