「整った平坦な道は退屈だ。起伏に富んだ人生がいい!」
 この言葉は、27年間、東京基督教大学(TCU)で人事労務担当として働き、60歳の定年退職を機に社会保険労務士アスリート事務所を起業した富所正史さんの人生訓だ。
 富所さんは、50歳の時に起業を決意し、TCUで働きながら社会保険労務士(社労士)試験に挑戦。現在の合格率は5%という狭き門だったが、3年間、仕事以外は試験勉強に没頭し、正月返上で予備校通いをした末に、53歳の時、3回目の試験で合格した。「TCUで担当していた人事労務の仕事が、社労士に直結した」と語る。
 また、日本ウォーキング協会認定のウォーキング講師として、ウォーキング・ランニング講師を、千葉県印西市、千葉ニュータウンで月3回土曜日に行い、最近は健康講座の依頼もあり、9月に青山学院大学卒業生を対象に健康講座を担当した。さらに全国のクリスチャンの走る仲間たち対象に新聞を発行したり、来年にはお茶の水聖書学院の講義も担当。教職者の生活と社会保障、引退後の生活と保障を、社労士の視点から講義する予定だ。(10月8日、15日号で詳細)