2018年02月11日号 01面

昨年7月、東京・千代田区の東京国際フォーラムを主会場に開かれた「ラブ・ソナタ東京2017」(同実行委員会主催)。その本大会前に行われた若者対象の「ゴスペルナイト」には4千人以上が集い、多くの信仰決心者、献身者を出した。その時の信仰・献身の決心を再確認し、具体的に教会につながり、献身に導かれるようにと、フォローアップ集会「ゴスペルナイトNEXT」(同実行委員会主催)が1月30日、東京・中野区のなかのZERO大ホールで開催。約千200人(フェイスブックページからのライブ配信2千アクセス最高時視聴200)が参加し、太鼓やダンス、ゴスペルで会場は熱気に包まれた。ジェイ牧師(ジョン・ジェリュン=韓国オンヌリ教会副牧師)がメッセージで、神様の愛に応答してほしいと語りかけた。【中田 朗】DSC_0098

集会はパルクールNaokiの暗闇から光を求めるダイナミックなパフォーマンスで始まり、柳川立行さんの和太鼓の「うぉーっ」と気合いを入れ、暗闇を打破るように太鼓を打ち続ける姿に会場はどよめいた。次にキリスト者学生会のダンスチームKDKがその軽快なダンスパフォーマンスを披露。続いてユース・クワイア「Tokyo Youthful Praise」が賛美。「JOY」という曲では、子どもたちによるフラッグダンスも入り、「JOY」を立て続けに叫びながら、「すべてのことに感謝」と神様を賛美した。
全年齢層に人気を誇るゴスペルロックグループ、サルーキ=が登場すると、会場は一気にヒートアップ。「闇は光に打ち勝たなかった」と歌う「愛の光」では、大きく腕を振るサルーキ=千代延大介のライブパフォーマンスに合わせ、若者たちも手を振った。長沢崇史(カナン・プレイズ・チャーチ牧師)率いるスペシャルワーシップチームは会衆と一体となり、「主の前で喜び踊ったダビデとイスラエルの全家」(Ⅱサムエル6章参照)のように歌って踊って、イエスと共にある喜びを爆発させた。DSC_0147
ジェイ牧師は「あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です」(Ⅰペテロ2・9)とメッセージ。「10歳の時、イエス様が私のために死んでくださったと聞いた。このメッセージは私のアイデンティティーを、自分の使命、夢を変えた。今日、皆さんにお願いしたいのは、この愛に皆さんが心を開いてくださることです」
「神様ご自身が日本を愛する愛を私にくださった。その時から私自身が変わり始めた」とも明かした。「考え方、感じ方が違う人たちをもっと理解しようと学び始めた。他の人に神様がどのように働かれるかも自分の喜びとなった。そして、この神様の愛がもっと世の中に広がっていけるよう仕えたいと思うようになった」
それには、このイエスの愛に留まり続けなければならないとも言う。ルカ15章の放蕩息子の譬え話からこう話した。「父から遺産をわけてもらい放蕩したあげく戻ってきたこの息子は、悔い改めて父のもとに戻っていったわけではない。ただお金がなくなった、お腹が空いただけだった。だが、ひどいことをした彼に向かって父は走り寄り、抱きしめた。その愛が息子の悔い改めを導いた」DSC_0298
「私も高校時代に悪いことをした。牧師をする父のもとに警察から連絡が行った。父が家に戻り、勢いよく私のところに近づいて来た時、私は一発目のビンタを覚悟をした。だが、次に起こったことは、私にとって衝撃だった。父は私を抱き、キスをしてくれた。そしてこう言った。『ジェイ、お前を愛している。それを絶対忘れるな。他の人が何と言おうと、お前は私の息子だ』。このひと言が私を変えた」
「ペテロ自身も、イエスを3度も裏切った。しかし、イエス様が復活した時、ペテロが言われた言葉は、『あなたは私を愛するか』だった。ペテロが初めの愛を知った時、本当の意味で自分自身を発見した。愛こそが私たちに新しいアイデンティティーを与えてくれる」
「この神の愛に応答し、イエスを救い主と信じる人、今日から教会の新たな一員になりたい人、この人生を神様にささげたい人は」と招くと、多くの若者が応答。当日は181人が信仰決心、244人が教会献身、98人が牧師・伝道師・宣教師になる決心を表明した。
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