日本で初めての禁煙外来開設 京都大学大学院教授・医師 高橋裕子さん
たばこによる健康被害が叫ばれて久しい。たばこは呼吸器系、循環器系への悪影響はもちろん、喉頭がんの罹患率を高めるという。
高橋裕子医師(京都インターナショナルチャペル会員)は、日本の禁煙普及の功労者の一人だ。1994年に奈良県の大和高田市立病院で日本初の禁煙外来を開設した。聖路加国際病院理事長だった故日野原重明氏と共に日本禁煙科学会の創設に関わり、現在理事長を務める。同時に京都大学大学院社会健康医学専攻健康情報学特任教授、京都大学病院呼吸器内科禁煙外来担当医、禁煙マラソン(禁煙したい人のためのインターネットサポート)主宰、日本きもの学会会長でもある。著書は50冊を超える。
数々の要職にあり、好結果も残し、順風満帆の最中に、それは起こった。2014年2月3日の朝、当時勤務していた奈良女子大の研究室近くの歩道で、雷に打たれたようにイエス・キリストに救われたのだ。夢にも思わない出来事だった。(3月4日号、3月11日号で詳細)