厚生労働省の発表によると、2016年度の児童虐待の件数は12万2千578件で、過去最多を記録。一方、地域の子どもたちに無料や低額で食事を提供するこども食堂が、全国で2千286か所で開かれているとの調査結果を、運営者の支援団体「こども食堂安心・安全向上委員会」が4月3日に発表した。そんな中、「子どもの『今』に向き合う」をテーマに「第9回ケアチャーチセミナー」(東京基督教大学ケアチャーチプロジェクト主催)が3月17日、東京・千代田区のお茶の水キリストの教会で開催。児童養護施設で22年間従事してきた村田紋子氏(東京基督教大学非常勤講師)、自治体ソーシャルワーカーのS氏、教会が運営するこども食堂を取材してきた中田朗氏(クリスチャン新聞記者)が発題。子どもたちが直面する危機的な現状と、それを支える教会によるこども食堂の現状が報告された。(4月15日号で詳細)