「ムスリム世界のための30日の祈り」 9文化圏ごとに解説、「神の宣教としての平和」勧める
とりなしから愛が生まれる
小冊子は教会経由で配布する
テロ組織「イスラム国」による残虐行為があった一方、国内の穏健なムスリムの祈りや、モスクの様子などが好意的に報道され、イスラム教は日本でも身近になってきた。テロ、戦争の課題とともに日本のクリスチャンにとってもムスリムとどう向き合うかが課題になっている。毎年、ラマダン(※)期間(今年、日本では6月18日から7月17日まで)に実施されるキリスト者による「ムスリム世界のための30日の祈り」が今年も世界的に実施される。 日本における『30日の祈り』発行部は、ムスリムの教義や生活、イスラム教を中心とする社会、国、民族の現状を理解するための小冊子を翻訳し、希望者に教会経由で配布している。【高橋良知】