「高崎から自殺者を減らせたらいいなと。そのために音楽を始めました」。そう語るのは、群馬県を中心に音楽活動をするゴスペルシンガーの矢嵜風花さんだ。クリスチャンホームで育ち、小さい頃から神様を信じて育った。だが、「“うれしいよりも悲しい”が多い世界でなぜ生きていかなければならないのか」と感じ、小学校の頃から自殺願望があったことを明かす。また、社会人2年目で鬱を経験。この時は「毎日のように死ぬことばかり考えていました」。しかし、「神様は乗り越えられない試練は与えない」という、聖書で読んでいたⅠコリント10章13節の御言葉が心に残っていたことで、「乗り越えられた」という。矢嵜さんは、この体験を歌を通して伝えたいと音楽活動を開始。路上ライブなどを通して、矢嵜さんの歌は瞬く間に広がっていった。その曲はクリスチャンでない人にも届く歌や、神様を賛美するワーシップソングなど幅広い。5月12日には、「日頃の感謝を届けたい」と、300人入るホールで初ワンマンライブを開催した。会場には、矢嵜さんの歌に励まされた人、応援するファンなどがかけつけた。オフィシャルウェブサイトURL http://jlovesmef.wixsite.com/yazaki-fuhka (福音版、7月15日号の紙面で詳細)