ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)は8月17日から27日まで、ウガンダサマーキャンプを開催。その報告会が9月22日、東京・千代田区神田駿河台のハンガーゼロ東京事務所で行われた。
 ハンガーゼロでは、長年、ボランティア活動をメインにしたワークキャンプを行って来たが、3年前からは交流と視察をメインにしたスタディキャンプを開催している。目的は「宝物は何かを発見しよう」。ウガンダの人たちが何を大切にしているのか発見し、そのことを通して私たちにも気づきが与えられることを願うというものだ。また、ハンガーゼロと同じ理念を掲げるFH(フード・フォー・ザ・ハングリー)ウガンダとの関わりの中で、ウガンダの人々の隣人になっていくことも大切にしている。
 1988年から始まったFHウガンダは、現在は国内11のエリアで活動。健康・栄養改善、子ども・マタニティー支援、教育現場の充実、農業指導など、各地域のニーズに応えたプログラムを進めている。ハンガーゼロはその地域の一つ、東部に位置するナムトゥンバを支援してきた。今回はそのナムトゥンバをチャイルドサポーター2人を含む参加者11人、親善大使1人、スタッフ2人で訪問。4時間も続く現地教会の礼拝を体験し、6か所の家庭を訪問し暮らしぶりを見学。FHウガンダが支援する小学校を訪問し、書道や折り紙、あや取り、寄贈したサッカーボールでスポーツ交流を楽しんだ。また、井戸での水くみも体験。井戸から家まで運ぶのが日常で、中には1㌔離れた所に住むウガンダの人々の水くみがどんなに大変な作業かを、参加者たちは身をもって体験した。(10月14日号で詳細)