会社案内を開く。最初に目に飛び込んでくるのが「保険に感動を」だ。続いて経営理念・経営方針として、こんな文言が目に留まる。
──私たちは「見る」「聞く」「話す」をモットーに 人と社会の安心を探求し そのクオリティの向上を追求しつつ 生命保険・損害保険の商品とサービスを通じて 一人ひとりの豊かな暮らしと 安心安全な社会の実現に貢献し 「保険の感動」の創造に寄与します。──
 しかも、会社名の「i」の部分には「イクソス」のデザインが施されている。ローマ帝国によるキリスト教迫害下、信者が互いにクリスチャンであることを確認し合うために使ったという魚の絵だ。
 この会社は、東京・台東区の合羽橋にオフィスを構える生命保険、損害保険、コンサルタント&代理店の株式会社iPlan(以下・アイプラン)。代表取締役社長は橘智(たちばなさとし)さんだ。教会をよく知る橘さんは、「うちの会社では、50教会を顧問先としてもっています」と語る。(11月4日号で詳細)