「なんで教会、必要やねん?」 牧師、信徒で考える 神戸神学アナロギア委員会セミナー
神戸神学アナロギア委員会主催のセミナーが、9月8日に神戸市中央区の神戸ルーテル聖書学院で開かれた。テーマは、クリスチャン青年たちから上がった声を取り上げて「なんで教会、必要やねん?」。同委員会は「教会はひとつ、と言われながらも、なぜか同じ町にたくさん存在する教会。信仰は個人のものだ、と教えられているのに、なぜか会員になることが求められている教会。そんな教会がなぜ必要なのか」と問いかけ、講演と証しと、同委員会の特色である参加者のグループトーク(コイノニア)などで、共に考えるときとした。
講師は日本フリーメソジスト・桜井聖愛教会牧師の大澤恵太さん。賛美は福音自由・祝園チャペル牧師の正田眞也さんと宇治福音自由教会牧師の高橋正則さんの賛美デュオ「アローマ」。
参加者による「コイノニア」があるのが、2016年に神戸で開かれた第6回日本伝道会議(JCE6)で生まれた神戸アナロギア委員会の活動の特徴だ。教職者も信徒も共にテーブルを囲み、受け身ではなく自ら考え、意見交換する場が設けられる。「教会に行って人生をリセットしようと思った」「教会に行かなくても信仰熱心な人がいる」「教会を批判したりすると、イエス様に悪いかなと思ってしまう」「教会はホームベース」等、改めて教会の意義を探る話し合いが行われた。(11月4日号で詳細)