「まびくら開所礼拝」が12月8日、まびくら(真備センター)=岡山県倉敷市真備町有井66ノ6=で行われました。会場の都合で参加者限定でしたが、岡山キリスト教災害支援室(岡キ災)に連なる教職者とともに、被災者や現地で奉仕したボランティアが参加、温かな開所式となりました。
 司会並びに司式は、今回開所に尽力した中井大介牧師(日基教団・倉敷教会)と大塚忍牧師(日基教団・岡山教会、同教団東中国教区総会議長)。大塚氏はエズラ記3章10~13節、マタイ5章13〜16節から「塩と光はなくてはならないものであり、調和とともにまわりを照らすことが重要です」と語りました。また「あなたがたは世の光である」(マタイ5・14、新共同訳)の聖句から「私たちもイエス様と同じように世の光となっていこう。微力であっても無力ではない」と力強く勧めました。
 続いて、加藤誠牧師(日基教団・世界宣教幹事)、草井琢弘牧師(同盟基督・岡山めぐみキリスト教会、岡山キリスト災害支援室室長)、正野隆士氏(日本イエス・岡南教会員、YMCAせとうち理事長)が、それぞれ、まびくら開所の感謝と今後の期待を話しました。茶話会では被災者の今村由美子氏(同盟基督・倉敷めぐみキリスト教会員)がフルートを演奏をし、会場は深い感動に包まれました。
 「まびくら」は「まびに くらしの ぬくもりを」という願いの込められたキャッチフレーズの略称です。被災地に立つこの支援施設が「地の塩、世の光」としての役目を果たし、地域に暮らしの温もりを提供できるよう、お祈りとご支援をいただければ幸いです。(レポート・吉岡創)