札幌でラグビーフェスティバル 教会と地域の交流深まる 札幌キリスト福音館が町内会と協力


「地域の方々とW杯ラグビーを盛り上げよう」 と2月に行われたキックオフ集会(JiSP主催)に参加した時、札幌からの出席者は私一人でした。「どうしよう」と思案する中で、札幌に帰ってまず相談したのが町内会長をしていた教会の兄弟。彼はすぐに教会近隣の三つの町内会長に連絡を取りました。会長たちは快く理解を示してくれたばかりでなく、七つの町内会長にも連絡してくださり、みな協力を申し出てくれたことで、地域でラグビーを盛り上げようという気運が生まれました。
教会近隣の児童会館の館長にもお話したところ快く受け止め、 早速、「ラグビーを盛り上げる会」を進めることに。札幌キリスト福音館はあくまで黒子に徹するつもりでしたが、会長たちが主催者になってほしい」と勧めたことで引き受けることにしました。
9月20日、開幕戦の日本対ロシア戦を教会の近隣にある新陽会館でパブリックビューイングという形で観戦することをメインに、教会向かいの新陽小学校でラグビー体験、エルムの森児童会館でフェスティバルを行うことに。当日の費用についてはすべて協賛金で賄うことにしました。地域の方々、特に病院、 商店、町内会などを回りながらポスターの掲示と共に協賛金をお願いしたところ、「ラグビーはよく分からないが、地域で行うものなら」と出してくださり、目標額を超える10万円以上が集められました。
メインのパブリックビューイングが手違いでできなくなるハプニングも起きました。急きょ、東京から大型画面のテレビをレンタルし、当日設置をして放映できるようになりました。
開幕戦前日の19日には、ニュージーランドから元オールブラックスのティモさんはじめ2人、フィジーから7人、オーストラリアから4人のラガーマンが駆けつけてくれました。明るく、礼儀正しく、謙遜な方々ばかりで、プログラムの始まる前、ティモさんが児童会館や新陽小学校を訪れハカの実演をしてくださったことで、雰囲気が良くなっていきました。
結果的には、ラグビー体験会100人、フェスティバル170人、テレビ観戦120人が集い盛り上がりました。今後これらの方々との交流が深められていき、地域が仲良くなっていけるようにと願っています。 (レポート・杉田光男=札幌キリスト福音館スタッフ)