サマリタンズ・パース ベイルートに援助 物資を緊急空輸

【CJC】「ワールド・ビジョン」の創設者ボブ・ピアスが1970年に米国で設立した福音派系の緊急援助支援団体「サマリタンズ・パース」(フランクリン・グラハム会長)は8月7日、13人の災害支援対応チームと救援物資26トンをDC8型機でノースカロライナ州グリーンズボロからレバノンのベイルートに向け出発させた。数千個の衛生キット、ソーラーライト、家庭や教会の緊急修理のための頑丈な防水シート数百ロールなどが含まれている。
「ベイルート市民は、4日夜に起きた巨大爆発の後、なお不安に動揺している。200人以上が死亡し、数千人が負傷、30万人が避難している」とグラハム会長。「国も人々も壊滅的な打撃を受けている。愛する人を失った家族とこの恐ろしい事件で最も影響を受けた人々のために祈りを」と呼び掛けた。
災害支援対応チームによると「爆発はマグニチュード3・5の地震を発生させ、直径約100メートル以上のクレーターを発生させた」という。