世界福音同盟次期総主事にドイツ人神学者トーマス・シルマッハー氏

【CJC】世界福音同盟(WEA)の国際理事会は10月29日、次期総主事兼最高責任者(CEO)に、ドイツ人神学者のトーマス・シルマッハー神学問題担当副総主事(60)を選出したと発表した。
2015年から総主事兼CEOを務めているエフライム・テンデロ氏(フィリピン福音同盟前総主事)の後任として来年3月1日就任する。
シルマッハー氏は「学術的、社会政治的な働きをしているが、それらすべてにおいて、私の信念の中心は、一人一人の個人と全世界を変えるイエス・キリストの福音の力にある」とコメントした。
世界教会協議会(WCC)イオアン・サウカ暫定総幹事は、シルマッハー氏に祝辞を送り、「これまで、社会と教会の発展に直面して共に働く可能性を探りながら、あなたや世界福音同盟の他の代表者と何度かお会いし、共に働く喜びを味わってきた」として「神はすべての人間に対する愛を示し、癒しと一致と和解をもたらすため、私たちを召されている」と述べた。
世界福音同盟は1846年に設立されたプロテスタント福音派の世界組織。134か国の各国福音同盟、9地域の地域福音同盟のほか、150あまりの諸団体が加盟。世界で6億人を超える福音派キリスト者が属している。