2015年07月19日号 2面 

本田氏

2005年に発足し、翌年から毎年研究会を重ねてきた日本宣教学会(JMS、小田武彦会長)が、7月4日、関西学院大学梅田キャンパス(大阪市北区)を会場に、第10回全国研究会を開催した。

JMSは、宣教学研究の進展にともない、アジア諸国でも宣教学会が設立される中、デイヴィッド・ボッシュの著書『宣教のパラダイム転換』の刊行を契機に、翻訳に携わったカトリック、プロテスタント双方の関係者を中心に幅広い立場、背景を持つ賛同者によって設立された。

以来、研究会・講演会の開催や、ニュースレターの発行、研究内容をまとめた紀要の出版など、宣教学の研究促進とともに、宣教にかかわる関係者の情報交換、交流の場としても、その働きを続けてきた。10年目となる今回の研究会では、60人を超える参加を得て、午前の本田哲郎氏(フランシスコ会司祭)による基調講演「私たちは何を宣教するのか?」に続き、午後には山崎渾子、吉村厚子、趙永哲、 柳沢美登里の各氏が研究発表を行なった。【髙橋昌彦】