新型コロナウイルスに罹り、16日間入院生活を余儀なくされた三浦真信氏(久遠キリスト教会牧師)。三浦氏は39度の高熱、肺炎の悪化による呼吸困難、味覚異常などの症状が現れた一方、神様との濃密な交わりも体験したと言う。三浦氏が「退院のご報告」と題してフェイスブックに投稿した内容を、三浦氏の許可を得て転載します。

三浦真信氏

4月初めに発熱があり、新型コロナウイルスに対する抗原検査(PCR検査ではない)をしたら陽性でした。最初はホテル療養の予定でしたが、熱が下がらないため4月8日に入院、レントゲン検査で肺炎が見つかりました。感染源は全く分かりません。かなり感染には気をつけていたし、家族はじめ濃厚接触者は全員陰性でしたので、これはもう神の大きなご計画の出来事としか考えられませんでした。
これまで既往症も入院するほどの病気をしたこともなく、肺炎も最初は小さかったので数日で退院するくらいの気持ちでいました。ところが、入院して数日してから急に肺炎が悪化し、リンパ球の数値も下がり、様々な異変が起きました。38、39度の熱が10日以上続き、呼吸が苦しく溺(おぼ)れそうな感覚になり、酸素吸入を始めました。
味覚異常も始まり、食べるものがみなゴムのような味になって食欲がなくなりました。歩くこともできなくなって、ナースステーションに近いレッド・ゾーンと書かれた部屋に移りました。主治医の話では、急激に危険な状態に陥り、何とか重症化しないよう注視してくださっていたそうです。
結局16日間入院し、4月24日退院しました。思い返すと結構からだはつらいはずなのに、とても楽に通り過ぎることができました。最初から神の大きな計画の出来事と確信していたこと、入院初日から神からの優しい語りかけが絶えずあり、感謝があふれていたからです。入院中、感謝、悔い改め、和解、再献身の告白へと導かれる出来事が次々に起こり、病気よりもそちらの主の取り扱いがすごくて、神のなさる御業に、ただただひれ伏すばかりです。
誰も入れない地の果てに強制的に主は私を招き、主との水入らずの交わりをとことん楽しませてくださいました。もっと神との濃密な交わりを持ちたいと最近切に祈り求めていたことを、このような形で実現してくださいました。
「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」(詩篇103篇3節)と語られたので、入院中に起きたことを記録しており、証しもたくさんあります。どこかで皆さんに直接シェアできる日を楽しみにしています。
祈り励ましてくださった皆様、伝え聞いて祈り続けてくださった皆様、本当にありがとうございました。祈りのネットワークの広がりにも驚いています。
肺のダメージがあるため、しばらく長時間話したりできませんが、この経験がまた皆様のお役に立てれば幸いです。今も感染拡大が止まりません。皆様も、くれぐれもご自愛ください。