統一教会系イベントで講演する安倍氏(PeacelinkTVより)

統一協会系組織「天宙平和連合(UPF)」が開催した大規模イベント「神統一韓国のためのTHINK TANK 2022 希望前進大会」で、安倍晋三前首相が基調講演した問題で、全国霊感商法対策弁護士連絡会は9月17日、安倍氏あてに公開抗議文を送った。

抗議文では、昨今国会議員地方議員が統一教会や関連の集会に出席するなどの行為が、統一教会への「お墨付き」として利用されていることを指摘し、安倍氏がUPF主催のイベントで講演したことは、統一教会が広く宣伝に使うことは必死であり、今後の被害拡大を強く憂慮するとし、この様な行動を繰り返さないよう強く申し入れるとともに、今回の講演に至った経緯の説明を求めている。

安倍氏は今回のイベントにリモートで登壇、統一協会創設者である故・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏の妻で、現在最高実力者である韓鶴子(ハン・ハクジャ)氏に対し、「敬意を表します」と賞賛していた。

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