クリスマスの様々な絵本や物語が発行されている。手のひらサイズにくり抜かれたトナカイ型の絵本『トナカイさんのおてつだい 新装版』(せきやよしき文、ジュリアナ・ドナーティ絵、ドン・ボスコ社、550円税込、14×7・5 cm)はたくさんのトナカイたちが登場し、クリスマスへの期待感を高める。


「あ~あ、もし、このままだったら、せっかくのクリスマス・イブも…」。『いっしょに おいわい クリスマス』(ティナ・マクノートン画、クリスティーナ・バトラー文、女子パウロ会訳、女子パウロ会、千210円税込、28・5 cm ×23 cm)では、はりねずみやうさぎ、あらいぐまなど、様々な動物たちがクリスマスの準備に大忙し。そんなとき、次々と事件が起きる。果たして無事にクリスマスを迎えられるか。


『ちいさなひつじかいのたいせつなよる』(えさきちか文・絵、ドン・ボスコ社、990円税込、B5判)は少しぼかしかかった画面が温かみや空気感を伝え、光や星々の壮大な表現に驚かされる。羊飼いの少年は生まれたばかりのイエスさまのために何かができないかと考え、あるプレゼントを贈る。


クリスマスは楽しい子ども向け物語だけではなく、人々の魂を揺さぶり、全世界の創造と変革にかかわる。『クリスマス小品集 みちびきの星』(及川信著、ヨベル、千540 円税込、四六判)は正教会の伝承にヒントを得つつ、想像力を広げたクリスマス物語集。三人の博士が様々な所で顔を見せつつ、クモ、乳香の木、パン作りの少年、羊飼いの少年、宝石商の男、若き日のトマス…などの物語が展開する。司祭、イコン作家が協働して描いた物語は、大地や大空、被造物の豊かさから、文明論、死別、人間の魂の遍歴まで鋭く描く。

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