写真上=教会堂の前には60㎝もの積雪があった。写真下=階段に積もった雪を除雪

強烈な寒波の影響で、2月5日から7日未明にかけて北海道、東北、北陸の日本海側など各地は記録的な大雪となった。札幌市では24時間で60㎝の雪が積もり、除雪が追い付かず、7日以降、数日JR北海道と札幌市内の路線バスが全面ストップとなった。

白石区にある日本メノナイト白石キリスト教会の川﨑憲久牧師によれば、「全面ストップは今まで経験がない。土曜日(6日)から降り始め、日曜日がいちばんひどかった。朝にはすでに30㎝ほど積もっていて、礼拝があるのであわてて玄関前などを雪かきした」という。

「除雪作業車も来ず、教会員数人で除雪し、何とか車を止められるスペースを確保した。礼拝自体はコロナ禍のためオンライン中心で行っているが、それでも10人ほどは礼拝に来られた。何とか1時間で終わらせたが、帰る時にはせっかく除雪した駐車場が雪で埋もれていた。教会に奉仕に来ている神学生は帰り道で車の車輪が雪にはまり、私と妻が現場まで助けに行った」

だが、「こういう中でも礼拝を継続できたのは、オンラインの力が大きい」と川﨑牧師は言う。

「コロナになって3年目。何も計画を立てられないで1年が始まった。『今度は大雪か』とも思った。だが、オンラインのおかげで、各家庭で礼拝を守ることができた。オンラインでは礼拝ができないと思い、もともとオンラインでやるイメージはなかったが、コロナになってからは、『何もないよりは、いろんなもの利用しよう』と始めた。それが大雪の時に用いられた」と語った。【中田 朗】

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