「日本から来てくれた兄たちが本当に大きな励まし」 ウクライナ船越宣教師報告 2022年6月7日
ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が6月7日に編集部あて寄せられた。
◇ ◇ ◇
みなさまの尊いお祈りとご支援に心から感謝しています。
今週(先週)は私たちの母教会である加古川バプテスト教会から3名の兄たち(太田先生、伝仕兄、信哉兄)がウクライナに来てくれ、みなさまからの尊い支援金を届けてくれました。また、ルーマニアで約30年間宣教師として活動しておられる川井先生、そしてポーランドでの約1ヶ月間の奉仕(ウクライナ難民の支援活動)を終えた勇貴(息子)も合流して、家内と私を含めた合計7名で、ウクライナの宣教の旅に出かけました。
最初はベリカ・ビーガン(ウクライナ西端の町)で、そこにいるオデッサ教会の兄姉とともに交わり会を行いました。日本から来てくれた兄たちが本当に大きな励ましをしてくれて、言葉の壁を超えた本当に祝福された交わり会となりました。
翌日、私たちは7名はベリカ・ビーガンを出発してロヴナ(ウクライナ北西部の町)に向かいました。ロヴナには私たちオデッサ教会と協力関係を続けてきた教会があり、現在この教会はウクライナ東部(ドンバス地方)から避難民たちを6台のバスでウクライナ西部に救出する働きをしています。私たちの教会もこの尊い働きを支援しています。今回7名の日本人チームでこの教会を訪問し、この教会のリーダーたちと交わり、報告を受け、日本からの支援金をこの働きの継続のためにお届けすることができました。私たちはみなさまとともに激戦地での救出活動というまさに命懸けの使命を果たしているこのチームを主にある同労者として支えています。
さらにロヴナからキエフ周辺のボロディアンカ、イルピン、ブチャに行きました。(その隣にマカリフとアンドレイフカがあります。今回は訪問できませんでしたが、そこにはオデッサ教会と協力関係にあった教会、リハビリセンターがありました。しかし3月のロシア軍によるキエフ包囲作戦の過程で、教会は離散させられ、センターは破壊されました。現在、これらの教会とリハビリセンターは復旧の途上にあり、私たちはこの復旧活動を支援しています。)
そして、キエフから幹線道路を下ってオデッサに行きました。オデッサ教会のみんなはこの戦時下で日本からオデッサに来てくれた兄たちの顔を見ただけで感動しているのが分かるほど喜びに満たされていました。集会(賛美と証と聖書からのメッセージ)と交わり会を持ち、オデッサ教会の兄姉は日本からのゲストが伝えてくれたみなさまの大きな愛と祈りと支援によって心から励まされました。本当に感謝します。
オデッサでの祝福された交わりの後、私たちはモルドヴァを通ってルーマニアに入り、クルジュナポカに行きました。6月5日(日)の朝はクルジュナポカにある教会、午後はその郊外にある教会でルーマニアの兄姉とともに主を礼拝しました(そこにはウクライナからの避難民の方々も数名出席していました。オデッサからの人々もいました)。
家内と私は次回、6月17日にオデッサに行く予定です。そして、18日にオデッサ教会の兄姉とともにニコライエフに支援物資を届けに行きます(ニコライエフではロシア軍による攻撃が続いており、断水や食料不足の問題が続いています。どうか安全が守られ、道が開かれるようにお祈りください)。そして19日(日)はオデッサ教会で礼拝する予定です。どうか主の豊かな祝福があるように、お祈りください。そしてベリカ・ビーガンにいるオデッサ教会の兄姉が祝福され、ベレガヴァ教会での彼らの奉仕に用いられるようにお祈りください。また、オデッサ教会から国外に非難している姉たちが、その避難先で主に豊かに用いられ、福音を宣べ伝え、その地方の教会で賜物を持って仕え、主の栄光を豊かに表すことができるようにお祈りください。
愛するみなさまの愛と尊いお祈りとご支援に心から感謝しています。
みなさまの上に主の祝福が豊かにありますように、心から祈っています。
船越真人・美貴