韓国南西部の海洋都市麗水市で5月12日から8月12日まで、世界100か国、10の国際機構が参加する「2012年麗水世界博覧会」が開催される。これに並行し、麗水市内の教会ネットワーク「麗水市キリスト教総連合会」は福音エキスポを開催。スタディーツアー「韓国南部に信仰の原点を求めて」(日韓教会協議会主催)を7月9日から13日まで行う。その関係者4人が3月来日し、日本の教会の牧師、信徒に参加を呼びかけた。

 麗水市は365の無人島とリアス式海岸をもつ閑麗及び多島海海上国立公園の中心に位置する。麗水世界博覧会は海そのものを博覧会場に仕立てた海洋博覧会で、「生きている海、息づく沿岸」をテーマに、様々なイベントや展示を通して海と人類との美しい共存を模索する。
 また麗水市は人口30万人のうち10万人がクリスチャンで、教会数も550に上る。愛、赦し、和解の実践者として知られる殉教者・孫良源牧師の記念館や孫牧師が牧会していたハンセン病の施設「愛養園」があり、キリスト教ゆかりの地でもある。
 スタディーツアーでは博覧会見学と共に、1.愛養園での学びと実践、2.グループごとの討論会、3.日韓関係の歴史の学び、4.日韓合同和解礼拝、5.キリスト教主義学校の順天・梅山高校の見学とチャペル参加並びに高校生たちとの交流、6.ホームステイ、などが予定されている。(中田 朗)
 費用は航空運賃、移動費、食費などすべての諸経費含めて6万円。滞在費は現地教会が負担。出発は成田国際空港、関西国際空港から。定員100人。申し込み締め切り4月30日(月)。問い合わせはTel&Fax 04-0968-0168、Tel 090-2909-1201、Eメール nozomihasunghae@yahoo.co.jp (河成海)「2012年麗水世界博覧会」の公式ホームページ URL http://jpn.expo2012.kr/

写真上=2012麗水世界博覧会会場、写真下=孫良源牧師記念館