韓国で現在、大きな影響力を持つ異端の一つとされる「喜びのニュース宣教会」の関連組織、NPO法人IYF(国際青少年連合)が首都圏の教会や神学校に文化公演のチラシや招待状を配布しており、日本で活動する韓国人宣教師らの連合体である在日韓国基督教総協議会関係者は警戒を呼びかけている。
 この公演は5月3日、埼玉の入間市市民会館大ホールで開くグラシアス合唱団&オーケストラと韓国リンカーン学校による文化公演「グラシアス春の音楽会」、および5月4日、東京の新宿文化センター大ホールでの「クリスマス・カンタータ」。
 「喜びのニュース宣教会」は、救援派(クオンパ)と呼ばれる異端の中の最大グループで、教祖は朴玉洙(パクオクス)牧師。韓国の異端問題専門家らによると、同派では、救われた者が犯す罪は成り立たないので悔い改める必要がない、悔い改める人は地獄の子だ、などと教えているという。
 現在「喜びのニュース宣教会」のホームページでは、5月1日縲怩S日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催する「2012 IYF WORLD CAMP」を案内しており、在日韓国基督教総協議会関係者は警戒を強めている。