MEBIG創設者内越言平氏逝去 召天式も「涙あり笑いあり」
「言平先生」の愛称で親しまれ、教会学校(CS)刷新プログラム「MEBIG」を創設した愛隣チャペルキリスト教会監督牧師の内越正俊氏が4月7日早朝、大腸がんのため北海道札幌市内の病院で死去、67歳。前夜式は8日午後7時、9日午後7時半から、召天式は10日午前9時から、札幌市白石区の同教会で執り行われた。司式者は息子で同教会主任牧師の内越努氏。喪主は妻の泰子氏。
1944年12月、北海道・美幌町で内越俊郎、小梅夫妻の長男として誕生。姉5人、妹1人に囲まれて育った。
北海学園大学在学中、1歳上の姉の熱烈な勧めで、初めて教会の門を叩いた。受付の女性が笑顔で「お名前とご住所を」と語りかけたが、教会にしつこくされるのは嫌だと思い名前を書かないでいた。すると、その女性に「あなたは名無しの言平ですね」とニックネームを付けられた。以後、自分のことを「言平」と名乗り、本名より「言平先生」として知られるようになった。
同教会スタッフの話によると、召天式は「奏楽はバンドで賛美はMEBIGのものを歌い、最後にはプレゼント抽選を行うなど、MEBIGらしく涙あり、笑いありの感動的なものだった」という。努牧師は「朝日が差し込みまるで天が開けたように厳粛な中、召されていった。早天礼拝直前というまさに言平先生らしい最期だった」と故人を偲んだ。(中田 朗)
写真=内越言平氏。昨年のMEBIG VIEW開所式で。