「負傷兵とその家族を支援しています」ウクライナ船越宣教師報告2024年2月1日

ウクライナの船越真人宣教師から現地の情報が2月1日、編集部あて寄せられた。一部編集して掲載する。

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お祈りにいつも感謝しています。ここ数日、オデッサは(空襲警報は毎日何度も発令されますが)実際の攻撃はなく、静かです。ただ、ウクライナ全体としての戦況・状況は非常に厳しいものであり、ほんとうに気が滅入ってしまうニュースが毎日入ってきます。どうか続けてウクライナが守られるようにお祈りください。

現在、2つの病院(アレクサンドラフカ病院、フォンタナ病院)を毎週訪問して、そこで負傷兵とその家族を支援する働きをしています。

2月4日(日)の礼拝と2月の水曜集会では「聖書とLGBTQ」について学びます。今のウクライナではこの問題はあまり大きな問題として意識されていませんが、ウクライナがロシアの侵攻から守られる形で終戦を迎えるとき、今度はウクライナにEUの価値観が強く入ってきます。そのとき、ウクライナの教会はLGBTQの問題に直面することになります。聖書から私たちがこの問題にどう向き合えば良いのかをともに考えます。祝福をお祈りください。

みなさまの尊いお祈りとご支援にいつも心より感謝しています。本当にありがとうございます。

2月25日(日)の礼拝に、ヘルソン教会のオレグ牧師をお招きしてメッセージと証をしていただく予定となっています。オレグ牧師とご家族(奥様と8人の子供たち)はドニプロ川岸(アントノフスキ橋から2kmの地点)にある教会で、戦争開始から今日に至るまで、そこを離れず、牧会を続けています。戦争前は30名ほどだったその教会に今は毎週数百名が集っています。

ヘルソンは日々凄まじい砲撃にさらされており、多くのヘルソン住民が他の場所へ避難して行きましたが、今もそこに残っている人々のために、支援物資と福音を届ける働きを家族全員で忠実にしておられる先生です(子供が8名もいる大家族であれば国外へ出ることも法的に可能ですが、家族全員でそこに留まって働きをしておられること自体、私たちには驚きでしかありません)。ぜひ、25日の礼拝に先生が無事に来ることができ、この日の礼拝が特別に祝福されますように、ぜひお祈りください。

船越真人・美貴