沖縄に住むネパール人に、どのようにしたら福音を分かち合うことができるか。そのようなことを考える座談会が、8月2日、ライフセンタービブロス堂(那覇市)で行われました。発題者として、ネパールで長年メディアを通した宣教に携わって来られたナラヤン・シャルマ牧師(グローバルミッションネパール宣教主事)をお迎えし、ネパール宣教の現状や、ネパール人の性質などについて語っていただきました。翌日には小禄バプテスト教会でも集会を開きました。

ネパール人の多くはヒンズー教徒や仏教徒です。一方、信教の自由が認められるようになったここ十数年の間にクリスチャンの数は飛躍的に増え、今では若い人たちを中心に、各地の教会で活気のある礼拝が捧げられています。主に留学生として来日するネパ ール人のクリスチャンは全国にいて、今や日本全国20か所ほどでネパール人によるネパール人のための礼拝や集会が行われています4月14日号参照

沖縄に住むネパール人は2023年12月末現在、3606人を数えます。5年前と比較すると2000人以上も増え、国籍別では、中国やベトナムを抜いて最も多い在沖外国人となりました。コンビニやホテルで、若いネパール人が流ちょうな日本語で接客している姿を見るなど、日常生活でネパール人と触れる機会はますます増えています。

シャルマ牧師は、ネパール人はあまり警戒心がなくフレンドリーで、一人でいることより、常に誰かと一緒にいることを求める性質があること、また、初対面の人にもストレートに年齢を尋ねてくるなど、プライバシーについての考え方が日本と大きく異なることなどを紹介されました。外国に住んでいればより一層心のふれあいを求める傾向があることから、、、、、、


2日の座談会で、和美さん・シャルマさん夫妻



8月3日の特別聖会で

(レポート・東風平巌=沖縄バプテスト連盟・小禄バプテスト教会牧師)

2024年09月29日号 08面掲載記事)