「朱耀明牧師講演会」が9月23日、都内の教会で開催された。雨傘運動10周年の来日に合わせ、有志が企画した。

朱氏は、台湾バプテスト神学校で学んだ後、香港の柴湾バプテスト教会を36年間牧会。天安門事件の時には、中国大陸の民主活動家を香港経由で海外に脱出させる運動の中心を担った。返還後も、香港の民主化に携わったが、2014年の雨傘運動の道路占拠に指導的役割を果たしたとして19年、公衆妨害共謀罪で懲役1年4か月、執行猶予2年の有罪判決を受けた。香港国家安全維持法(国安法)成立後、台湾に移住した。

「香港はこの数年間で大きく変化した。今は『香港加油(頑張れ)』と言っただけで捕まる可能性がある。『国安法に真の繁栄あれ』と祈る教会があるのも残念だ。香港社会は独裁的な方向に進み、道徳も崩壊し、貧富の差が激しくなってきている。法律は異なる意見を抑圧する道具になってしまった。台湾に来てから4年間、複雑な思いを抱えてきた。今80歳だが、精神的、肉体的に苦しい」。朱氏は心情を吐露した。

朱耀明氏

だが、「あなたがたは世の光(中略)。あなたがたの光を人々の前で輝かせない」(マタイ5・14~16)を引用し、、、、、、、

2024年10月03日単報掲載記事)