昨年末、発足した安倍内閣は、早期の憲法改正を目指して動き出している。

 10年以上国会を傍聴し続ける西川重則氏(平和遺族会全国連絡会代表)は自民党憲法改正案を「改悪」として警鐘を鳴らす。西川氏は1月12日、東京・文京区の本郷文化フォーラムで開かれた講座「安倍内閣の発足と私たちの課題―『改悪阻止をめざして』訴えたいこと」(本郷文化フォーラムワーカーズスクール[HOWS]主催)で、憲法改正の問題を語った。

 安倍内閣と自民党の改憲論の問題を指摘するとともに、反対運動の連帯のために、共通の理論を構築すること、日本国憲法を学ぶ重要性を強調した。
 西川氏は今後も積極的に講演活動をする予定で、インターネットなどでの情報発信も検討している。