東京・中野区東中野の日本同盟基督教団中野教会で行われた「2・11信教の自由セミナー 関東地区集会」(同教団「教会と国家」委員会主催)では、「安全保障法制下の日本」を主題に、憲法学が専門の稲正樹氏(国際基督教大学客員教授)が「安保法成立以後のキリスト者の課題〜平和主義を守り広めるために〜」と題して講演した。稲氏は、昨年安保法制の議論が盛んになる中、「憲法学者〈全国出前講師団〉」を憲法学者らで結成し、各地で「安保法制」の内容理解のための講演を行うなど、活発な発言を続けている。同セミナーで稲氏は、「日本を、軍隊を持つ『普通の国』になどしてはいけない。世界的な平和を目指し、9条と自衛隊の矛盾を、9条の方向で克服していくことは、神からの命令のように思える」と語った。

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