明治時代、古河鉱業(現・古河機械金属)が開発した足尾銅山から流れる鉱毒水の有害物質により、栃木県、群馬県の渡良瀬川周辺で起きた足尾鉱毒事件。この問題は昨年、没後100年を迎えた田中正造が生涯をかけて取り組んできた問題で、福島第一原発事故以降、再び注目を集めている。毎年夏に開催する信州夏期宣教講座の世話人会(代表・小寺肇)は、「2014年信州夏期宣教講座エクステンション」として、足尾鉱毒事件から福島原発事故を考える集いを7月21日、田中正造の生誕地・栃木県佐野市にある福音伝道・佐野オリーブ教会で開催。渡良瀬川鉱毒根絶太田期成同盟会常任委員の安田耕一氏(日基教団・太田八幡教信徒)、中林篤朗氏(佐野オリーブ教会牧師)が講演。講演、現地見学後の分かち合いでは、福島第一原発事故との類似性について活発な議論が交わされた。(中田 朗)

写真右上=田中正造の墓を見学する参加者
写真右下=鉱毒問題は今も続いていると語る安田氏

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