「今後考えられない」熊本県牧師が熊本東聖書キリスト教会、木山キリスト教会訪問
14日、16日相次いで大地震が発生し、いまだ余震の続く熊本県の教会情報について、フェイスブック「クリスチャン地震被災状況」ページ
https://www.facebook.com/groups/earthquakejapan/
で情報が共有されている。会堂被害のため17日礼拝が懸念される教会が出始めている。
震源地で被災した同県益城町の「熊本東聖書キリスト教会」「木山キリスト教会」の様子を、15日現地視察をした、同県山鹿市のJECA・鹿本キリスト教会、原口泉牧師がリポートした。クラッシュ・ジャパン山尾研一氏が情報を受けて公開している。
以下が本文。
熊本東聖書キリスト教会に行き、被害状況を見てきました。
ちょうど現地に豊世先生ご夫妻にもお会いできました。
先生ご夫妻はお疲れでしたが無事です。
建物は写真の通りです。
私が現地で見た範囲では、建物の被害で、東教会の被害が一番ひどかったです。古い納屋がつぶれていたり、壁や瓦が落ちていたり、ブロック塀が崩れていたり、そういった箇所は見ましたが、東教会ほどの被害は見ませんでした。東教会は、建物の1階部分を使い,先生ご家族も住んでいます。
建物の2階は別の人が住んでいます。
先生ご夫妻はつぶれた1階の裏手(玄関と反対側)から這って出てこられました。
娘さんの美文さんは、風呂場のドアの下敷きになり,手が挟まれて出て来れませんでした。正座したままの姿勢で動けなかったそうです。救助隊が駆けつけ地震から5時間後に救出されました。
今は日赤で治療を受けています。
骨折もなく、1週間以内で退院できそうだと聞きました。
医師の見込みでは後遺症も残らないだろうという事です。
豊世先生ご夫妻は、今晩はどこに泊まるかわからないとおっしゃっていました。美文さんのいる日赤か、益城文化会館(避難所)か、ご長男宅(熊本市内で無事)か、熊本北聖書キリスト教会か、その中の どこかになるだろうという事でした。
食べ物飲み物については、二人の息子さんが用意してもってきておられました。
息子さん方は被害がなかったようで、ご両親をしっかり支えておられるようでした。その他にも支援物資が届いているようです。
衣類は先生が建物に入って必要な物を持ち出されたそうです。
自動車は,瓦が落ちてきてフロントガラスにひびが入っていました。動きますが危険な状態です。
娘さんの自動車は無事ですので、先生方はその車で移動しています。
これから先の生活や、教会のことがどうなっていくのかは、
まだまだとても考えられないという雰囲気でした。
教会の方々も数名来ておられました 。
明日は教会前の駐車場で机を並べて地域の方々に給水のサービスをするそうです。
東教会の後に木山キリスト教会(藤本聖子師、小田真由美師)にも行きました。
建物は、外から見る限り被害はありません。
ただ建物に沿って一周地面に亀裂が入っています。
建物の中は棚などがことごとく倒れめちゃくちゃになっていました。食器はほとんど割れていまいした。
教会員の方々が集まってきて片付けをしていました。
私も手伝ってきましたので,この報告が遅れてしまいました。
教会員や近所の人3人が教会に避難していて、今晩も小田先生といっしょに泊まるそうです。電気、水道は使えません。
ガスはプロパンですが,ガス漏れを心配して使っておられませんでした。
とりあえず思いつくままにご報告します。
各方面へのご連絡、支援のアピール、よろしくお願いします。
鹿本キリスト教会
原口泉
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