大正デモクラシーを理論的に指導したと言われる、政治学者でキリスト者の吉野作造を研究、企画展示する吉野作造記念館(宮城県大崎市古川福沼1-2-3)は、今年、「吉野作造とキリスト教」をテーマに展示活動をしている。後期は「吉野作造と賀川豊彦―貧しき、弱き者のために―」と題した企画展を実施している。

 オープニングシンポジウムが、10月12日に開かれ、パネリストに金井新二氏(賀川豊彦記念松沢資料館館長)、大川真氏(吉野作造記念館館長)、コーディネーターに森田明彦氏(尚絅学院大学教授)が立った。

 民主主義をキリスト教、貧困救済、人権の問題とともに、現代の問題として、論じ合った。