日本が他国と戦争ができる国になっていく状況を深く憂慮した日本基督教団の有志らによる「戦争をゆるさない東京キリスト者の会」(事務局・日本基督教団冨貴島教会内)は6月21日、慶應義塾大学名誉教授、弁護士で政治団体「国民怒りの声」代表の小林節氏を招き、「第3回総会 記念講演会」を、東京・新宿区西早稲田の日本キリスト教会館で開催。小林氏は 「『壊憲』状況と戦争法を撃つ」と題して講演した。初めに小林氏は、力を込めてこう言う。「この国が襲われたら、この国の運命は我々が決めることであって、他国に軍事力で右向け右と言われる筋合いはない。もし襲われたら第2警察(自衛隊)で抵抗をする。けれども、今回の戦争法は、多国間の戦争に飛んでいき、戦争が拡大するお節介な仕事をする。全く憲法に反するし、政策としても愚かだ」

2016年7月3日号1面
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