過激派「イスラム国」とみられるグループに拘束されているジャーナリストの後藤健二さんのいのちを守ろうと、「後藤健二さんのいのちを守ろう宗教者祈念集会」(平和をつくり出す宗教者ネット主催)が1月27日、東京・千代田区永田町の衆議院第2議員会会館の会議室で開催。プロテスタント、カトリック、仏教者の信者らが宗派教派を超えて集い、後藤健二さんのいのちが守られ、救出されるよう、それぞれのスタイルで祈り合った。
 院内集会後は首相官邸前に集合。その時は日本イスラーム文化センター事務局長のクレイシ・ハールーン氏らも駆けつけ、「イスラム教は平和を愛しいのちを大切に宗教だ」と、後藤さん、湯川遥菜さんを拘束したグループを非難。続いてイスラム式、プロテスタント式、カトリック式、仏式で祈りを捧げた。最後に、首相官邸の安倍晋三首相に向け、「いのちが一番です! 後藤健二さんを救ってください!」「シリアの戦争をただちに中止してください!」「憲法9条を守り非暴力を貫いてください」などと呼び掛けた。(中田 朗)

写真右=首相官邸前で後藤さんのいのちが守られるよう祈る宗教者ら
写真下=衆議院第2議員会館会議室で開かれた院内集会では、
    後藤さんのいのちが守られるよう祈りが捧げられた

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