「子どもの貧困対策」が叫ばれる中、全国に広がる「こども食堂の輪」を、「関心のある人の取り組み」から「地域に住むみんなの取り組み」へとさらに広げるためのキックオフイベント「広がれ、こども食堂の輪!全国ツアー」(同全国ツアー実行委員会主催)が9月28日、東京・新宿区西早稲田の早稲田奉仕園スコットホールで開催。記者会見が行われた。
 同全国ツアーには、クリスチャンや僧侶など、宗教関係者も多く関わる。公益財団法人早稲田奉仕園が、世田谷でこども食堂に取り組む僧侶を集会の講師に招いたことが会場提供へと繋がった。実行委員代表の栗林知絵子氏(NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長)は、「こども食堂には、お寺で始めた所、教会をお借りして始めた所がある。地域住民がお寺や教会に相談に行った結果、『ぜひ使ってください』と始まった所も。困難を抱える子どもたちが大勢いる大阪の釜ヶ崎などでは、教会が軸となっていろいろな支援をしている」。「ぜひ、教会やお寺が場所を提供することによってその地域の人々が集まり、つながり、どんどん広がってほしい」と期待した。近藤氏は「地域の教会の方が、バザーの売り上げを材料費として提供してくれたことがあった」と明かした。URL http://kodomoshokudo-tour.jp/(10月16日号で詳細)
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