犯罪の計画段階で処罰する「共謀罪」と趣旨が同じ「テロ等準備罪」を創設する組織犯罪処罰法改正案が今国会にも提出されようとしている。ではその共謀罪とは一体どんなものなのか? 板橋・生活者ネットワークが主催する「第7回憲法カフェ」が2月26日、東京板橋区常盤台の「greenCAFE」で開催。明日の自由を守る若手弁護士の会弁護士の伊藤朝日太郎氏(日本基督教団同志社教会地方会員、日本基督教団大泉教会会友)が、「テロリスト、犯罪者ではないから大丈夫?〜『共謀罪』を考える〜」をテーマに講演。伊藤氏は①共謀罪とは何か、②共謀罪の何が問題か、③テロ対策のために共謀罪は必要か、④共謀罪を創設いないと日本が入ろうとしている条約(国連越境犯罪防止条約)に入れないのか、⑤市民運動でいかに抵抗するか、について話した。

2017年3月12日号より連載
伊藤朝日太郎憲法カフェ2