戦中の憎悪や政治体制の違いを超え、戦後温かいイメージで日本で歓迎された中国の政治家李徳全。中国人民共和国初代衛生大臣であり、中国赤十字の代表だった。
中国に残留していたBC級戦犯の返還に貢献しており、クリスチャンの背景をもつ。
従来まとまった資料が少なかったが、伝記がまとめられ、日本語版が出版された。
『李徳全――日中国交正常化の「黄金のクサビ」を打ち込んだ中国人女性』(日本僑報社、程麻、林振江著、石川 好監修)だ。

記念勉強会「日中国交正常化45周年勉強会―李徳全氏と戦後初の中国代表団の訪日を巡って」(『李徳全』日本語版刊行実行委員会主催)が7月18日、東京・千代田区の衆議院第一議員会館で開催された。

内閣官房副長官の萩生田光一氏、著書の林氏、李徳全孫の羅悠真氏らゆかりの人物や、同実行委員会理事の五十嵐義隆さんらが挨拶し、李徳全の事績をしのび、今後の日中の友好を期待した。

8月13日号 8 15特集「国境・分断超えて−和解の福音を生きる」で掲載します。

[掲載予定]
8 15特集 国境 分断超えて− 和解の福音を生きる
歴史を知り、国境越えた連帯を 
西川重則さん(平和遺族会全国連絡会代表)
「基地集中は私たちの責任」
沖縄米軍基地「引き取り論」が問うこと 本土各地のグループメンバーが証言
8 15集会情報

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