「教会と政治フォーラム」第3回例会が7月14日、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催。星出卓也氏(長老教会・西武柳沢キリスト教会牧師)が「すべてのものを支配させよう・相互共生に仕える社会的権威」と題して講演した。
 星出氏は、「神が意図された本来の『支配』の性質は、エゼキエル書34章が『養い』『いやし』『傷ついたものを包み』『世話をし』という言葉で表している支配であり、愛に基づく支配」だとし、「自然破壊や抑圧と搾取が横行する地上の荒廃の原因は、人間の堕落に帰するものであって、神の命令に帰するものではない。現実は地を治めるよう命じた神の御心から離れた支配だ」と指摘。「共生社会か、競争社会か。今日教会はこの時代の中でどう政治的ビジョンを示し、どう神の御心を現すかがますます問われている」と語った。
 講演後、質疑応答の時をもち、最後にグループに分かれ、日本の政治に神様の御心が現れるように祈り合った。