メキシコ人派遣事業で「在留異邦人愛す」 人材コーディネーター 斉藤周治さん
トランプ米大統領就任後、メキシコ国境に壁を造る意向や、メキシコからの移民を排除するなどの強行な政策、組織犯罪と絡んだ社会全体の治安悪化により、メキシコは今、方向転換を迫られている。加えて9月19日には首都メキシコシティーを大地震が襲い300人以上の死亡者が出ている。そんな中、長年、メキシコで仕事をし、メキシコ人の妻と3人の娘がいる斉藤周治さんは、技能実習生制度を利用したメキシコ人材の日本への派遣事業の準備を進めている。「あなたがたは在留異国人を愛しなさい。あなたがたもエジプトの国で在留異国人であったからである」(申命記10・19)の御言葉が心に留まっているという斉藤さん。「現在、合法的に多数の外国人労働者を日本に連れて来られるのは、技能実習生のみ。メキシコ人を労働および研修に従事させることにより、産業発展に寄与する人材育成を行っていきたい」と語る。 (10月15日号で詳細)