日本人初の救世軍士官、山室軍平を描いた映画「地の塩 山室軍平」公開を記念し、「記念シンポジウム〜『愛の人』山室軍平の誕生秘話〜『最も大いなるものは、愛である』
(聖書)」(救世軍本営主催)が9月22日、東京・千代田区神田神保町の救世軍山室軍平記念ホールで開催。同志社大学の木原活信氏が「『見えざる神の手』に導かれた山室軍平─同志社・キリスト教・社会福祉界における評価─」と題し講演。「山室は類い希なキリスト教界の人物だ」とし、「今のキリスト教には、2つの特徴がある。一つは社会活動には熱心だが福音伝道に微力なメインライン。もう一つは、伝道には熱心だが社会に無関心な福音派。山室は神の言葉を伝え宣教すると同時に、実際に困っている人に寄り添う。これを当たり前のように成し遂げた人。どちらかで評価を受ける人は多いが、両方で評価を受けた人は他に誰がいるだろうか」と評価した。(10月15日号で詳細)