津波、火事で被災した住民の憩いの場に 「ここに来ると元気になれる」 岩手 交流ぷらざ いっぽいっぽ山田
岩手県の山田町は2011年の東日本大震災の時、津波と火災で大きな被害にあった町だ。家や家族、親族、知人、仕事などを失った住民は、今もその時受けた様々な傷を抱えながら生活している。気楽にお茶話ができる交流ぷらざ「いっぽいっぽ山田」(岩手県下閉伊郡山田町長崎2ノ7ノ28)は、そんな山田町の人々の憩いの場だ。
2月17日土曜日、山田町を訪れた。「いっぽいっぽ山田」の建物は、海側から少し内陸に入った場所にあった。カフェテラス付きの2階建てプレハブ式ユニット住宅。以前は海側の国道45号線沿いにあったが、移転を余儀なくされ2年前に引っ越してきた。
午前10時にカフェが開店。コーヒーやケーキ、お菓子が備えられている。全国の教会から献品として送られて来たものだ。すでに「常連さん」が1人、2人と集まっていた。話し相手は一般社団法人〝いっぽいっぽ岩手〟現地スタッフ・リーダーの篠原めぐみさんと、香港SEND短期ワーカーの巖家倫さんだ。(3月11日号で詳細)