2018年03月25日号 03面

日本キャンパス・クルセード・フォー・クライスト(JCCC)の大学生リーダー研修キャンプ「キャンパス・フォーラム2018」が3月5日から8日まで、大阪府吹田市藤白台の吹田市自然体験センターで開催。JCCCに関わる大学生とスタッフ、総勢90人が参加した。参加者たちはみことばと祈り、交わりから大学伝道の情熱を新たにした。

「キャンパス・フォーラム2018」のプログラムを計画・運営したのは、全国7都市の学生リーダーだった。2か月前、学生準備チームを結成。毎週、都市を越えたSNSでの会議を行った。メンバーが参加できる時間に合わせ、会議は夜9時に始まり、12時近くになることもあった。IMG-5945
3月7日の水曜日夕方には、大阪の8教会の祈祷会を訪問。教会の皆さんと祈る時間を持つことになった。準備チームは教会訪問の際、どう大学伝道を説明するか。参加学生にどう動機づけ、練習してもらうのか考えた。
会議の中で、大学生自らが講師となり、伝道小冊子「聖書のエッセンス」の復習、90秒で証しする方法、大宣教命令に関するワークショップを導くことになった。その後、教会訪問のグループに分かれ、各担当を決め、練習をした。
7日午後、賛美と祈りの後、出発。グループごとの大阪観光、夕食の後、各教会の祈祷会に参加した。事前に教会と連絡を取り、10分程度、祈祷会の時間をもらっていた。弟子となる学生の救霊・育成・派遣のビジョン。学生自身の証し。祈りの課題を分かち合い、祈っていただく時間を導いた。当初10分の予定が、積極的な質疑応答で、1時間になった教会もあった。
青山学院大学2年生の安田真由さんは「祈祷会後、教会の方が手を握って、『あなたに日本の伝道のバトンを託したわよ』と言われた。次世代に福音を伝えるバトンの重みを実感した」
また学生を招いた箕面福音教会の保野あかね牧師は「よく訓練され、日本の隅々まで福音を行き渡らせたいという熱望、その情熱を具体的に取り組む大学生の証しを聞き、日本宣教の未来は明るいと実感した」と話している。
キャンパス・フォーラムの全体集会では、ヤコブの手紙から、弟子の生きる指針について学んだ。「みことばを実行する人になりなさい。…ただ聞くだけの者であってはいけない」というヤコブ書が語る弟子の模範を、参加学生は準備チームの仕える姿に見て、自らも教会訪問に参加することで体験した。
4月から始まる新学期、大学生たちは聖書のことばに動機づけられ、大学で福音を語る準備を整えている。(レポート・原康平=日本キャンパス・クルセード・フォー・クライスト全国大学宣教局長)