ドラマ仕立ての聖書本文の朗読が聴ける「オーディオドラマバイブル」の製作が日本でも開始された。製作するのは一般財団法人日本G&M文化財団(文俸柱代表理事)。5月28日には、東京新宿区の新宿三井ビルディング45階にある事務所で、関係者を招いて開所式が行われた。

「オーディオドラマバイブル」は、BGMや効果音も用いて、複数の声優が聖書を朗読したもので、アメリカ、韓国では、すでにアプリで公開されている。韓国版は100人の声優を起用し、臨場感あふれる聖書の世界が話題になった。

開所式では、この働きの創設者で、財団のアメリカ本部会長であるビル・ファン氏が「私はビジネスで日本に大変お世話になった。ビジネスで得たものを返す時が来た。聖書のみ言葉が日本の人への最高のお返しになると思った」と語った。来賓の大川従道氏(大和カルバリーチャペル牧師)は「パウロは、恵みと平安、という言葉をよく使ったが、その生涯の晩年には、恵みと憐れみ(Grace & Mercy)という言葉を使った。その名を冠する働きが始まったことを感謝したい」と祝辞を述べた。

「オーディオドラマバイブル」日本語版は、2019年春、無料公開が予定されている。

左から文代表理事、ビル・ファン会長、大川氏、フィル・フォックスウェル氏(アジアン・アクセス会長)