今、人種、宗教、国籍、政治的意見の違いなどを理由にいのちの危険を感じ、出身国や地域からの避難を余儀なくされている人が、世界に約6千560万人(16年12月末時点)と過去最高を記録したという。公益財団法人アジア福祉教育財団難民事業本部と特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、6月20日の世界難民の日を前に、若者を対象とした特別シンポジウム「世界の難民危機と私たちにできること〜『難民とともに生きる』を若者と考える〜」を6月2日、東京・千代田区二番町のグロービス経営大学院グロービスホールで共同開催した。同シンポジウムは今年で2回目。当日は難民と関わる各方面の専門家と学生、日本で生活する難民当事者が登壇した。
 登壇者は川内敏月(国連難民高等弁務官〔UNHCR〕駐日事務所副代表)、中村ゆき(WVJ緊急人道支援課プログラム・オフィサー)、安田菜津紀(フォトジャーナリスト)、伊藤寛了(アジア福祉教育財団難民事業本部〔RHQ〕企画第一係長)、新垣修(国際基督教大学〔ICU〕教授)、トルオン・ティ・トゥイ・チャン(インドシナ難民)、鈴木菜紘(聖心女子大学学生団体SHRET日本語ボランティア所属)、高橋英佑(慶應義塾大学学生団体S.A.L.ロヒンギャ難民プロジェクト代表)と三橋幸奈(同メンバー)の各氏。 (6月14日号で詳細)