東日本大震災、福島第一原発事故から7年が過ぎたが、放射能汚染問題、廃炉作業の道のりは長い。その中でキリスト教会はどのような宣教をしていくか。

信州夏期宣教講座はエクステンションinいわきを7月16日に福島県いわき市の新よね旅館で開催した。

同盟基督教団勿来キリスト福音教会牧師の住吉英治氏は発題1「宣教と原発爆発事故・放射能汚染問題」を、福島第一原発の建設稼働時期から原発問題に関わっていた双葉地方原発反対同盟責任者の石丸小四郎氏が発題2「原発事故は何をもたらしたのか」を語った。

日頃、東電などとも交渉を続ける石丸さんは公的資料や報道資料を精査しつつ、原発内で放出される放射性汚染物、汚染水、廃炉作業状況について解説した。

午前中にはオプションツアーとして国道6号線を北上し、富岡町までを視察。いわき市の信徒の持ち家で、教会による地域支援の拠点となることを目指し改修中の家屋を見学した。

第26回信州夏期宣教講座は「憲法9条と天皇」をテーマに8月20~21日、長野県上田市の鹿乃屋で開く。講師は福嶋揚(青山学院大学、日本聖書神学校、東京神学大学兼任講師)、岡田明(都立高校教諭)。

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