聖書全巻翻訳はあと3分の2 日本ろう福音協会が25年
映像による日本手話訳聖書全巻翻訳を目指して活動している「一般社団法人 日本ろう福音協会」(ViBi)が今年設立25周年を迎えた。
記念祝賀会を10月27日、東京・練馬区の聖書キリスト教会で開催した。
ろう者にとって「日本語」は外国語のようなもの。母語としての手話訳が聖書理解のために重要だった。
現在翻訳は聖書全巻の3分の1ほど。
諸外国の中では米国に次ぐ進捗度。世界に先駆けてレビ記の翻訳を完成させた。諸外国からの視察やアドバイスが要請されているほどだ。
今後は2033年までの全巻翻訳を目指し、急ピッチで作業を進める。翻訳者、チェックの協力者などの人材も求めている。
11月からは、従来の日本語が多かったホームページをリニューアルし、手話の動画(字幕付)を盛り込む。
祝賀会では日本各地から、ろう者、関係者が集った。
協力関係にある米国のデフバイブルソサイエティ、母語による聖書翻訳事業を進める日本ウイクリフ聖書協会、SIL、JSL BIBLE PROJECTなどからも挨拶があった。
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