今、日本には30万人以上のベトナム人が日本に暮らしていると言われている。その数は中国人、韓国人に次いで3番目の多さだが、在日ベトナム人についてはあまり知れていない。言葉や文化の壁もあって、日本の教会にやって来るベトナム人も時々見かける程度。日本の教会は、在日ベトナム人が教会を訪れた時にどう対応すればいいか、全く備えができていない状態でもある。そんな中、ベトナムのホーチミン市で14年間、ビジネスマンとして生活する大塩英人氏は、在日ベトナム人に福音を届けるためにVietnamese Bible to Japan(VBTJ)を立ち上げた。その大塩氏をスピーカーに6月、集会「日本にいるベトナム人の救いのために」(VBTJ主催)が大阪、北九州、東京で開催された。
大塩氏はVBTJのミッションについてこう語る。①日本にあるプロテスタント諸教会にベトナム語の聖書及び三浦綾子さんの書籍を送る、②日本の教会が在日ベトナム人との関わり合いにおいて問題が起こった際、具体的なサポートを提供する、③情報発信することで、在日ベトナム人の現状やベトナム教会の現状を広く認知してもらう。
ビジョンとしては、①ベトナムの良いものが日本に、日本の良いものがベトナムに流れるような架け橋になること、②VBTJを通して救われたベトナム人と共に将来、共産圏下にあるベトナム国内伝道を行うこと、だ。(6月30日号で詳細)
VBTJに関する問い合わせはEメールoshiohideto1965@gmail.com(大塩)まで。URL http://www.vbtj.org/