東京駅から、東京湾アクアラインを通り、バスで約1時間30分。千葉県館山市に入ると、ブルーシートで屋根をおおった家があちらこちらに見られた。商店の外看板がはがれ、フェンスが曲がりくねるなど、台風の猛威を物語っていた。キリスト教支援団体のオペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)とクラッシュジャパン(CJ)では現地に支援ベースを設け、活動を継続している。館山市の社会福祉法人ベテスダ奉仕女母の家かにた婦人の村を通じて、地元のNPO法人安房文化遺産フォーラムと協力して活動。OBJスタッフは、「キリスト教を土台とした福祉施設を通じて、地元NPOを紹介してもらい、地元のニーズをくみ上げて活動を広げることができた。要請は多くあります」
「案件が多様」とも言う。「倒木除去、屋根のブルーシート張り、がれき撤去。その場その場で機材が必要になる場合もあり、資金援助も必要。平日のボランティアもいてくれると助かる」。10月2日は婦人の村を中心に実施。同施設も屋根や窓ガラスに被害があり、一つの寮が使えなくなっていた。チャペルのステンドグラスが一枚割れ、倒木などの被害もあり、通常の活動と並行しながら整備をしていた。OBJとCJのスタッフのほか、都内や新潟からの参加。東北支援活動に参加していた米国日本人教会のチームも一部合流した。申し込みはOBJ(URL https://objapan.org/)のウェブサイトから。