福島県須賀川市のミッション東北・須賀川めぐみキリスト教会では床上82センチの浸水被害にあった。教会のある地域は川に囲まれており、2011年にも床上浸水を経験した。その後河川改修が行われたので、地域の人も安心していたが、今回はそのときを上回る被害だったと言う。教会の2階に住む牧師の舘脇暁美さんは「日曜日の午前0時を過ぎた頃から、階下で音がし始めた。1階の礼拝堂は水に漬かり、完全に水が引いたのは午後3時ごろ。地域は水没して、そばまで来ても消防に立ち入りを止められるような状況だったので、礼拝はできなかった。会堂の什器も、木製のものは洗って乾燥させれば使えるが、他のものはほぼ処分した。グランドピアノは鍵盤まで水に漬かったので、修理しても使えるかどうか。電子オルガンも、完全に乾かしてからでないと、どうなるかわからない。ライフラインはほぼ復旧しているので、20日の日曜日には礼拝を行う予定」と語った。

ミッション東北郡山キリスト福音教会牧師の木田恵嗣氏は「教会に被害はなかったが、信徒宅2件で80センチくらいの床上浸水があった。13日の礼拝は行ったが、阿武隈川があふれたので、国道4号線が冠水し、来られない人もいた。郡山駅の北側にある福島交通の操車場のバスも水に漬かったため、運休している路線も多い。このままではバスで教会に来ている人の交通手段がない状態なので、20日の日曜日には他の教会員の車に分乗して来てもらうことになるかもしれない」。ミッション東北への支援窓口は会計担当者名の口座「須賀川信用金庫、駅前支店、口座番号0355072、ネモトヒロシ」。