『礼拝改革試論 みんなで礼拝を創るために』
越川弘英編著、荒瀬牧彦、丹治めぐみ、本田栄一、増田琴共著、キリスト新聞社、千760円税込、 A5判

 教会改革、宣教の改革を始めるならば、まず礼拝を見直すことからかもしれない。

 著者は、「礼拝はある意味において徹底して人為的な営みであり、人間の創作という面を持つものであり、常に形成途上で、具体的な内容や方法が問われる」と語る。一方で、日本の礼拝の多くが伝統にとどまる現状があると指摘。本書では、日本のキリスト教会で多数を占める「説教を中心とした簡素な礼拝」を基本に、構成、主題などをアドバイスする。会衆の積極的な参加をどううながすか。聖餐については、言葉行為、五感を駆使した全人的な営みであること、想起、感謝、交わり、社会正義という豊かな意味があることを伝える。サイコロ状のパンやミニグラスの「悪習」について、後半の座談会で議論が及ぶ。

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